2007年1月1日

新年明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願い申し上げます。

ドイツでは、他の欧州諸国と同じく、大晦日はパーティーなどで騒ぐのが習慣です。ノイハウゼンのニューオーリンズ風レストラン兼ライブハウス「The Big Easy」にて友人らと会食。ラテン音楽の生バンドは、なかなかうまい。大晦日特別料金はお手ごろではありませんでしたが、大なべに入ったパエヤはなかなかの味でした。午前零時には屋外で、花火を見ました。ドイツ人はこの花火に何億円も出すので、花火の製造元である中国の経済をまた潤わせたことでしょう。
ミュンヘンでは、例年よりもはるかに暖かい元日となり、地球温暖化の影響を感じます。この国では失業者数が減る傾向を見せると同時に、中間層が縮小して低所得者層が拡大しています。日本の消費税にあたる付加価値税も、本日16%から19%に引き上げられ、消費者には厳しい年です。
 
また、ドイツが他のNATO諸国とともに平和維持軍を派遣しているアフガニスタンでも、戦況が悪化し、軍事貢献を増やすよう迫られるなど、明るい話題が少ない新年です。ますます混迷の度を深めるイラクとレバノンの情勢も、大変気にかかります。
 
2007年が皆様にとりまして素晴らしい年となりますことを、お祈りいたします。
 
熊谷 徹

明日からは通常通り仕事です。